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生母による虐待、いじめ、未亡人、交通事故、リストラ、いろいろあって、今は主婦作家を目指す、アラフィーです。


by chiyoko1960

ADHDについて

旦那のお客さんに、ADHDのお医者さんがいます。

  ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)

  注意力が欠けていて無秩序に動きが激しい特性、と自分なりに訳してみました(これでも翻訳の通信講座を受けた身である)。あの、障害、と言う言い方が好きではないので。

注意欠陥他動障害などといわれると、イコール学習障害児、授業中おとなしくしていられない子、という扱いを受けがちですが、お医者さんによると、これは脳の構造上の特性であって、病気ではないとのことです。

ちなみに小さい子は皆基本的にADHD。いわゆる『好奇心旺盛だねえ』ってやつですね。ある意味歓迎されるべき特性です。

これが何で障害になるのかと言うと、日本社会は一人一人の個性よりも、秩序が優先されるからなんでしょうね。


塾にもいました。自分の興味のあることになると目つきが変わるけど、それ以外の時には全然話を聞いてくれず、ごそごそしていたリ突拍子もない質問をしてきたり。

そういう子に限って頭はいい。あまり勉強はしないのに成績のいいやつっていますよね。それがこのタイプなんではないかしら。

私はそういう生徒が結構好きです。塾も学校も、子供にとってはただ学力をつける場所ではなく、楽しく学んで勉強を好きになるところだと思っていたので、教室を沸かしてくれる子は好きでした。

秩序を重んじる先生は『授業を引っ掻き回される』と敬遠していて、家庭のしつけがなっていないと批判していましたが。その子が伸びるかどうかは先生との相性なんだなあ、とつくづく思います。

悲しいことに、彼らは塾では成績がいいのに、学校では相変わらず『秩序正しい公務員の先生』に疎んじられているので、通信簿の成績はなかなか上がりません。

高校を中退した生徒は、『勉強は好きなんだけどね』と寂しそうに語ってくれました。


無秩序な生徒が平気なこの私も
、そのお医者さんによるとADHD的。旦那もそうだといわれた。当然子供もそのタイプかも。


我が子がADHDだと言われたら、ショックな親が多いと思うけど、それは、そういう特質の子だけにそういう『病名』をつけるからであって、教室で『きちん』と座って先生の話を『ちゃんと』聞ける子にも、特質として名前をつければすっきりするかもしれないです。

非ADHDは、周囲の変化に過反応せず、組織の決まりに素直に従える個性、といえばいいのでしょうか。


学校の先生のように、何が起こるかわからない(無秩序)なものを相手にする仕事は、それが平気なADHDタイプの人のほうが向いているかもしれません。

非ADHDタイプの人は、マニュアル通りにきちんとしないとこなせない仕事、に向いていると思います。


ADHDの人は片づけが下手だと言われます。それでもしつけによって多少改善することができるので、学校の先生たちも『家庭でのしつけがなっていない』とさじを投げずにがんばってほしいものです。


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by chiyoko1960 | 2007-02-28 11:14 | 好きな本