生母による虐待、いじめ、未亡人、交通事故、リストラ、いろいろあって、今は主婦作家を目指す、アラフィーです。


by chiyoko1960

先日娘とわが町の駅の中を歩いていると、こんなことを言った。

田舎の駅で待っているのがどうしてつまんないのかわかったよ。お店がないんだよね。新聞とか売ってる店(いわゆる売店)ならあるけど」

子供っていろいろ見てるんだなあと思う。そういえばこの駅には風月堂もあるし文明堂もあるし携帯電話のお店もあるもんね。

あとは何処が違うかと聞いてみると、こっちの駅には改札の外に待合室というのがない、という。そうそう。ホームにはあるけどね。何しろ田舎の駅って、ホームで待っていても電車がきませんからね。

いや、きていることもある。ただし一時間止まったまま。中に入って待っていても構わない。待合室代わりなのである。便利なのだが、ドアが開けっ放しなので冬はつらい。実家の母は『あれだけは何とかしてほしい』というが、なんともならない。


その田舎で英語の授業をしていたときのこと。イギリスの駅のイラストを使ってゲームをしていて、一人の生徒がふと気が付いた。

『先生、改札がありません』

お、いいところに気が付いたね、だ。目的地まで切符を買ったかどうか確かめるなんてせこいことは西欧ではやらんという話を大学の講義で聴いたことがある。神様が見ているかどうかという、精神文化の違いらしい。


わが国でも田舎の無人駅には改札がない。ある日、車掌さんがホームにたって、降りたお客さんの切符を確認しようとしたら、普段は人のいい田舎のおばちゃんたちの顔が険しくなった。

何で無人駅から無人駅に行くのに切符が要るのよ!

とでも言いたげである。若い車掌さんも苦笑いしていた。彼女たちには順法精神がないのかしら。茨城といえば、以前臨界事故を起こした原子力処理施設で、またもやバケツを使って放射性物質を扱っていたそうである。

こちらは苦笑いではすまないが(私は笑ってしまったのだが)、根っこは切符代を踏み倒すのと同じような気がする。

父に言わせると、19世紀の精神のまま21世紀の文明を享受するからだ、とか。

平戸島出身の旦那が信号を守らないのも無理はないのね。


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by chiyoko1960 | 2007-04-15 10:05 | マイセルフ